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パヤオ県のお守り(その14) [プラクルアン]

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次は仏暦2512年(西暦1969年)にワット・ブンユーン寺で発行された土製(テラコッタ)のお守り プラ・ロートです。どれくらいの数発行されたかは分かりませんがコイン型のお守りと違いお寺に参拝に来た地元の方々に渡せるように何度か作成され、都度クバー・イントーによる入念がされてきたものです。3パターンの型が確認されています。写真のプラ・ロートは最近譲ってもらったもので、おそらく当時お寺でこのお守りを授かった方があまり時をおかずにプラスチック枠に入れて大事にされてきたもので中のお守りの状態がとても良い貴重なものです。プラスチック枠も50年ほど経っておりかなり年季が入っています。プラ・ロートはもともとはランプーン県ワット・マハーワン寺で出土したハリプンチャイ時代(10〜12世紀頃)のお守りでタイのお守り、プラクルアンのトップ5に入る雲上級のお守りです。有名で人気の高いお守りで北部タイのみならず近年はタイ全土のお寺で発行されるお守りのデザインにもよく使われています。アユタヤ時代の有名なお守りプラ・クンペーンも同様のことが言えます。高僧が入念して作られたプラ・ロートではチェンマイ旧市街地のワット・プラシン寺で発行された仏暦2497年ものが人気でコレクター間ではよく売買されています。ちなみに「ロート」とはタイ語で「逃れる」、「生き残る」という意味があり危険回避のお守りです。サイズが小さいお守りでマハーワン寺出土のオリジナルのプラ・ロートが土製(テラコッタ)であることから「タイの土は世界一高い」と表現されることがあります。オリジナルのプラ・ロートは高価で希少ですので簡単には入手出来ませんが高僧によって入念された近年のプラ・ロートは比較的安価で入手出来ますのでお勧めです。少し話が逸れてしましましたがタイには77つの県があり数えられないくらいのお寺と高僧、そして無数のお守りがありますのでまずは自分の好きな県やお寺等をキーワードにしたり、また好きなデザインのお守りを本などから見つけるなどしながら自分に合ったお気に入りのお守り探しをしていくのも良いかも知れません。記事を通して参考になればと思います。
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