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タラン国立博物館(プーケット) [タイ発]

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先週またタイ南部に行って来ました。前回はタイ南部のタイランド湾側(東側)でしたが、今回はアンダマン海側(西側)を南下しました。さっそく旅のハイライトであるタラン国立博物館を記事にします。ここは数年にわたる改装工事を経て今年初めにリューアルオープンしたばかりの国立博物館ですがその直後のコロナで数ヶ月も経たないうちに休館になっていましたが6月から再開しています。展示室の改装はまだ全ては済んでいませんが私の見たかった東南アジア初期の出土品、美術品はこの博物館のメインであり、とても素晴らしい展示室になっています。プーケット島を中心にしたアンダマン海側のタイ南部6県には多くの入り江があり、東西貿易時代(1〜6世紀頃)からシュリーヴィジャヤ時代(7〜11世紀頃)にかけてインドからの南蛮船がこれらの入り江から奥に入り、川や丘、陸路を経て西側のタイランド湾に渡ったようです(写真2枚目は飛行機から撮影したパンガー付近の入り江です)。博物館の最初の展示室ではアンダマン海側のタイ南部6県で出土した土器や金属製品、ビーズ等を通して当時(先史時代、東西貿易時代)の状況をビデオや掲示物で詳しく知ることが出来ます。参考に一番下にタイ南部の地図を添付しておきました。次の展示室からが記事の本題です。まずはこの博物館の中で最も重要な展示物であるパンガー県出土のヒンズー神の石像3体(9世紀)です。出土と言ってよいのか分かりませんが写真6枚目が発見された時の状態です。顔や美術様式的にも西側の影響を強く受けた像で当時インドから運ばれて来たものかと思いましたがタイ側で作られたものと研究されています。次にその横にずらっと展示されているのがトランの洞窟出土のシュリーヴィジャヤ期の塼仏(8〜9世紀)です。博物館がリューアルされる以前は展示されていなかったもので仏暦2555年に発見されたものてす。焼成工程の無い土製で白っぽいきめ細かい材質ですが表面には土が硬く付着しています。今回の旅一番の目的で、これらを見るために来たのですがその甲斐が十分にある素晴らしい塼仏でした。
現状、タイ国内の移動に限られる中、今まで後回しになっていたタイ南部への旅とシュリーヴィジャヤ美術を勉強する機会を得たようで今後さら探究していきます。



Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: Guy, John
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー



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