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漆喰製の仏像頭部 ドヴァーラヴァティー期 or スコータイ時代? [タイ発]

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写真1〜3枚目は15年程前にドヴァーラヴァティー期のものとして手に入れた漆喰製(スタッコ製)の仏像頭部です。かなり磨耗しており残っている顔の美術様式や材質で年代を特定することになるが、写真4、5枚目のマハーウィラウォン国立博物館に展示されている大型の石像(ドヴァーラヴァティー期 9世紀)の頭部と比較してみた写真(写真6枚目)からもかなり様式が近いように見えます。しかし写真7枚目の文献写真(スコータイ時代の漆喰製の仏像頭部、13世紀後期〜14世紀)と比較してもかなり似ており、またレリーフではなく後頭部がある点からもスコータイ初期もしくはロッブリー末期〜アユタヤ初期頃のものの可能性もあり、今後も要追究な頭部ですが材質も雰囲気も良く気に入っている。

The Sacred Sculpture of Thailand: The Alexander B. Griswold Collection, the Walters Art Gallery

The Sacred Sculpture of Thailand: The Alexander B. Griswold Collection, the Walters Art Gallery

  • 出版社/メーカー: Univ of Washington Pr
  • 発売日: 1997/12/01
  • メディア: ハードカバー



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虎のお守り(ブロンズ製) [プラクルアン]

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こちらは数年前に日本で手に入れたブロンズ製の虎のお守りです。調べてみるとペッブリー県ワット・カオクリン寺の高僧ルアンポー・コン(仏暦2466-2562年、6枚目)のお守りでした。写真5枚目は参考写真ですが発行後はこのような袋に入っていたようです。仏暦2551年にナワ製499個、ブロンズ製999個と少量発行されたもので初代コイン型のお守りと共に人気の高いお守りになっています。可愛さとカッコよさからもうなずけます。タイに持ち帰って写真撮影後にプラスチックケースに入れて一昨年にカンボジア、ベトナム、ラオスを回った時に身に付けて行きました。少し早いですが来年2022年の干支(寅年)のお守りでもあります。

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ランナーのお守り布 牛(丑) [北部タイ発]

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最近入手した北部タイ(ランナー)のお守り布(パーヤン)です。今年の干支の牛(丑)が墨で手書きされています。現物はまだ見れていませんが年代はおそらく仏暦2500年頃かそれ以前のものだと思います。とても雰囲気のあるパーヤンで御利益は悪霊(幽霊)除けです。

Tai Magic: Arts of the Supernatural in the Shan States and Lan Na

Tai Magic: Arts of the Supernatural in the Shan States and Lan Na

  • 作者: Conway, Susan
  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2014/12/30
  • メディア: ハードカバー



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ラオス木製仏 [ラオス発]

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久しぶりにラオス木製仏の記事です。ラオスの仏像はラオス国内では当然寺院で見られますが、ビエンチャン市内では外国人観光客が主に行く(博物館の位置付けの)ホーパケオ寺院、シーサケット寺院、ルアンパバーンでは王宮博物館は内部の写真撮影は出来ませんので撮りたい派の私としては我慢が必要です。その点、現在のタイはほとんどの博物館で写真撮影OK(フラッシュ禁止)なのは非常にありがたい事です。タイ国内でもタイ東北部に行けばラオス(ランチャーン)美術を見ることが出来ます。コンケン国立博物館、ウボンラチャタニ国立博物館はもちろんですが、やはりラオスの首都ビエンチャンのメコン川対岸タイ、ノンカーイ県の寺院ではランチャーン様式の素晴らしい青銅仏が拝めます。タイ東北部の聖地、仏塔タートパノム(ナコンパノム県)敷地内にある博物館でもランチャーン様式の青銅仏がかなり展示されています。青銅仏が話のメインになりましたが写真1枚目はラオス木製仏のコレクションです。写真2枚目はビエンチャン市内、ラオス国立博物館に以前(現在も?)展示されていた大型の木製仏です。コロナ後はまたルアンパバーンでじっくりとラオス仏見学とメコン川を見てまったりとしたいと思っています。ふー。

Lao Buddha: The Image and Its History

Lao Buddha: The Image and Its History

  • 作者: Lopetcharat, Somkiart
  • 出版社/メーカー: Art Media Resources Ltd
  • 発売日: 2001/09/01
  • メディア: ハードカバー



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プレアンコール vs 飛鳥(祝!ブログ開設15周年) [タイ発]

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左はプレ・アンコール期 アンコール・ボレイ様式(6世紀後半〜7世紀初め)の青銅仏、右は国宝の百済観音(飛鳥時代、7世紀前半〜中期)です。地域もサイズ(高さ:約11センチと約209センチ)も異なりますがほぼ同時期の作品でスタイル(姿勢)や笑みを浮かべた口元(アルカイックスマイル)等、類似する様式があり非常に興味深い。関連する以前の記事を添付しておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2018-04-09

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia (Metropolitan Museum of Art Series)

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia (Metropolitan Museum of Art Series)

  • 作者: Guy, John
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー



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