日曜日、1年ぶりにお守り、仏像コンテストに行ってきました。今年はコロナの影響で3月半ば以降コンテストがすべてキャンセルになっていましたが8月下旬のバンコクのコンテストから再開しています。今回行ってきた北部チェンマイのコンテストは約2年ぶりの開催でタイ北部からはもちろんのことバンコク、中部そして東北部等のプロ、アマの目利きらが集結し会場は大いに盛り上がっていました。通常通り、土曜日は早朝夜明け前から売買が始まり、コンテストは翌日日曜日に開催されます。日曜日のコンテスト会場では目利きらによるお守りコレクションが展示され普段は図録や文献でしか見れないレベルのものが拝めますのでこれは必見です。今回はタイ東北部出土の塼仏がショーケースに大集合(写真5、6、7枚目)しておりかなり見応えがありました(私のコレクションも2点並んでいます)。ほとんどのものがマハーサラカム県ナードゥン郡出土の塼仏(ドヴァーラヴァティー期 9世紀頃)で大型のもの(カラシン県も含む)はかなり見応えがありました。私は土曜日は少し顔を出したぐらいで日曜日のコンテストメインで参加しました。出品したのは写真の2点(写真8枚目)で今年入手したナードゥンの塼仏(残欠)とパヤオ県シーコームカム寺院発行の初代ナーガのお守り(コイン型)です。結果は写真下から5枚目の通り1位と2位で今回も無事賞品(お守り)をもって帰ることが出来ました。ナーガのお守りは1位を狙って金枠ケースからお守りを取り出して持参したのですが流石にチェンマイ大会だけのことはあります。パヤオ県の目利き方も「これが2位なら1位ってどんなレベルなんだ」と驚いていました。ちなみに写真下から4枚目と3枚目が1位と3、4位です。昨日月曜日にケース屋に外した金枠と一緒に持って行き無事また元どおりに戻りました(写真下から2枚目)。ナードゥンの塼仏は項目にある「タイ東北部の出土仏」カテゴリーもかなり盛り上がっていましたが今回1位になった私が出した型はかなり希少な型なので、お守り提出時(鑑定時)にも「たぶん1位になるよ」と言われたのでおそらく敵(競合相手)が現れずに1位になったのだと思います。最後の写真のように元の銀ケースに戻して無事任務完了。、、という訳で今回も頑張って来ました。参考までに7月に行った「ナードゥン郡の仏塔と塼仏」記事のリンクを貼り付けておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2020-08-02

The Roots of Thai Art

  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2012/08/16
  • メディア: ハードカバー