年末にラーブリー国立博物館で見た石製のラクシュミー神像の欠片です。丘の上で発見され市内の学校で保管されていたものが博物館に寄贈されたものです。実物を撮った写真よりも博物館の掲示(写真2枚と3枚目)が分かりやすいと思います。このラクシュミー神と両側2頭の象と同じ構図の遺物はドヴァーラヴァティーの古代都市があったナコンパトムやスパンブリー県ウートンで出土しておりラーブリーもまた同じドヴァーラヴァティーと繋がりを持つ都市だったと言えます。今回このラクシュミー神像を記事にしたのは以前入手した石製の神鳥ハンサの欠片と材質や造りがよく似ていたからです。共にヒンズー神(美術)の破片で全体がどのようなものだったのかは分かりませんが同時期に作成された関連あるものだと思いました。ハンサ片はステンレスケースを作って保管していますが今後もさらに手掛かりを見つけて行ければと思います。以前の記事のリンクを貼りつけておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2019-09-05

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: Guy, John
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー