コレクションの青銅菩薩像頭部です。今のところ弥勒菩薩(シュリーヴィジャヤ期)だと思います。写真2枚目は米ウォルターズ美術館のコレクションです。記述ではインドラ神かブラフマー神で、7世紀(タイ、ドヴァーラヴァティー期 or シュリーヴィジャヤ期)、石製となっている。写真3枚目はこれら2点を並べて比較してみたものですが顔の輪郭やバランスなどがよく似ており、おそらく近い年代に作られたものだと思っています。

<追記>2021年8月2日 もう1点比較してみました。写真はシーテープ出土のヴィシュヌ神像頭部(砂岩製、7世紀末〜8世紀、ホノルル美術館蔵)です。シーテープ出土の頭部と比較してみた訳は青銅製頭部は入手時に「シーテープのものだと思う」と説明を受けた為です。確かに雰囲気、バランスは似ています。年代的にも近いように見えます。参考まで。


The Sacred Sculpture of Thailand: The Alexander B. Griswold Collection, the Walters Art Gallery

  • 出版社/メーカー: Univ of Washington Pr
  • 発売日: 1997/12/01
  • メディア: ハードカバー