コンテストの間際にランプーン市内のハリプンチャイ国立博物館に行って来ました。ここはランプーンに来たら必見の勉強部屋です。昨年1月に来た時よりも更に改装が進み展示や記述、掲示物等が良くなっています。特に重要なハリプンチャイ時代の仏像頭部は以前はなかった360度眺められるショーケースに収まっておりかなり見ごたえがありました。聞いたところ工事終了までまだ2年はかかるとのことでランナー時代のものは現在展示されていません。その代わり博物館は無料で開放されています。状態の良いハリプンチャイ時代のお守り(出土仏)プラ・コンも展示されておりちょうどショーケース内の照明を調整していたので接写させてもらってきました。博物館の記述で仏暦15世紀〜17世紀(10世紀〜12世紀)となっておりハリプンチャイ中期頃の900年〜1100年前のものです。ラスト2枚の写真はコレクションのテラコッタ製頭部と博物館のものを比較してみたものです。この2点の顔部分は美術様式がほぼ一致している為、制作年代や出土地も近いものだと思います。昨年行った時の記事のリンクを貼り付けておきます。https://thaiart.blog.so-net.ne.jp/2018-01-23

The Roots of Thai Art

  • 作者: Piriya Krairiksh
  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2012/08/16
  • メディア: ハードカバー