チェンマイ国立博物館蔵の砂岩製仏像頭部(写真1枚目)とハリプンチャイ期のテラコッタ製仏像頭部(写真2枚目)を比較してみた。顔部分をアップした比較(写真3、4枚目)はかなり似ているが全体を比較すると印象は変わってくる。美術的に非常に興味深いのでもう少し詳しく調べてみたいが砂岩製の仏像頭部は現在展示されていない。おそらく砂岩製の方が100〜200年ほど年代が古いのではないかと思っているがまたチャンスを見つけて追究して行きたいと思っている。
<追記>東京国立博物館で開催されたタイ美術展(1987年)の展示品集にも掲載されていました。ハリブンチャイ期(13世紀)のものでしたのでテラコッタ製頭部もほぼ同じ年代のものだと思います。

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー