久しぶりに探しているドヴァーラヴァティー期の人物像「猿を連れた像」(写真1〜3枚目)を入手した。、、というか1年粘ってやっと譲ってもらいました。上半身部分ですがとても風格のある残欠で気に入っています。タイ中部のチャイナット県はナコンサワン県やスパンブリー県に接しており有名なドヴァーラヴァティー期の古代都市の跡地チャンセンから数十キロの位置にあります。その下の写真2枚はスパンブリー県ウートン国立博物館の展示物です。状態の近い同型のものが展示されています。一番下の写真左側はウートン国立博物館に展示されている最も状態の良いもの(通常、頭部は折られています)で右側は今回入手した上半身と以前入手した下半身部分です。共にチャイナット出土でテラコッタの色、表面の状態がよく似ており、別々に入手しましたがもしかしたら同じ発掘地から出土したものかもしれません。前回記事にしたチェンセン・ファン様式の青銅仏残欠のように類は友を呼んだのでしょうか?一緒に入るケースを作ろうと思っています。年代的には7〜8世紀ごろのものです。

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: Guy, John
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー