猿を連れた人物像の頭部 チャンセン出土 [タイ発]
写真1〜3枚目は昨年入手したチャンセン出土の人物像頭部(テラコッタ製)です。この頭部の胴体部分が最近になって「猿を連れた人物像」だという事が分かった。前回記事にしたテラコッタ製「猿を連れた人物像」にはウートン出土タイプとチャンセン出土タイプの2つの型(参考写真、4枚目)が存在しますが博物館の展示品や資料の写真も頭部分は(身代わり人形なので)既に折られており確認出来ずにいました。最近になって古い資料(写真5枚目、仏暦2510年にチャンセンで撮られた写真)を初めて見ることが出来、この頭部分が「猿を連れた人物像(チャンセン出土タイプ)」のものだった事を知ることが出来た。ふー。写真6枚目がそのチャンセン出土の「猿を連れた人物像」の胴体部分で昨年末に入手することが出来た唯一のコレクションです。ちなみにウートン出土タイプの頭部は以前記事にしているのでリンクを貼り付けておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2019-03-01
同様に年代はドヴァーラヴァティー期 7〜8世紀ごろのもので造形的にも素晴らしい作品です。以上
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia
- 作者: Guy, John
- 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
- 発売日: 2014/05/06
- メディア: ハードカバー
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