今年度、第1回目の記事は昨日入手したばかりの青銅仏のトルソー(写真1、2枚目)です。ドヴァーラヴァティー期のものとして入手しましたが、もしかしたら同時期のミャンマー ピュー時代のものかもしれません。写真3枚目は参考写真ですがメトロポリタン美術館蔵のピュー時代の青銅仏(8〜9世紀初め)です。写真4枚目は写真3枚目と比較したものですが胴体部の体のラインや美術様式が非常によく似ています。今年度はブログ「タイ骨董日記」ご期待下さい(祝!東南アジア開国)

<追記>2022年4月3日 ミャンマーの首都 ネピドー国立博物館に行った時に撮ったピュー時代の青銅仏(8世紀)の写真(1枚目)を追加します。写真3枚目のように比較してみましたがやはりかなり近いです。入手元に聞くとこの青銅製トルソーの元オーナーは以前ミャンマーとの国境メーソートに店を構えていた時期があったとの事。ピューのものの可能性が高まりました。


<追記>2022年4月13日 バガン遺跡群にあるバガン考古学博物館にいった時に撮影したピュー時代青銅仏(写真1枚目)と比較(写真2枚目)してみましたが、やはり今回入手した青銅仏のトルソーはほぼピュー時代のものと考えて良さそうです。


<追記>2022年9月3日 写真屋で撮影してきましたので写真を追加しておきます。毎度自己満足ですがミュージアムクラスのトルソーだと思います。4枚目はメトロポリタン美術館(左側)との比較ですが右足の位置も同じです。ピューのもので確定だと思います。


<追記>2023年1月30日 ミャンマーのピイ(ピエ)にあるSri ksetra(スリクシェトラ)考古学博物館にあるピュー青銅仏の下半身残欠の写真を追加します。組んだ足を強調させたような美術様式が素晴らしいと思います。その下は比較したものです。毎度自己満足ですが博物館級の残欠です。


Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia (Fashion Studies)

  • 作者: Guy, John
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー