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考察1(インド帽) [タイ発]



東南アジアに仏教が伝来された初期のプノン・ダやシュリーヴィジャヤの石造彫刻には縦長の帽子をかぶった仏像が見つかっている。このような帽子を普段かぶらないタイ人はこの帽子をインド帽と呼ぶ。上の写真も同様にインド帽をかぶる者だが、時代的には6~7世紀頃のものだろうか。
腰に巻かれたサンポットと呼ばれる布の線が滑らかに表現されている。このような表現方法のルーツはガンダーラ美術→マトゥーラ美術→アマラワディ美術からの影響だと思う。またタイ美術にはここまで体をくねらせた美術はあまり見られない。これはアジャンタを代表とするインド美術がルーツになっていると思う。


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コメント 2

リーマンパッカー

ビルマのピューでは????
ピューの楽団の像があるが、本画像はピューの楽団の腰の表現に告辞しています。
しかし、ピューの楽団の髪型はターバンのような表現と記憶していますが・・・・・。
by リーマンパッカー (2006-03-31 22:37) 

プラヤー

確かに似ていますね。どんな帽子をかぶっていたか今度、本屋で確認しておきます。レベルの高いご意見ありがとうございます。
by プラヤー (2006-04-03 10:54) 

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