青銅手コレクションとお知らせ [タイ発]
ブロンズ製の仏の手コレクションです。正確には写真1枚目の一番上の手は菩薩の手、下から2つ目はおそらくハヌマーンの手ですが、それ以外は仏の手です。写真2、3枚目は文献に掲載されているジャワ美術の青銅仏の手と比較してみたものです。形状やブロンズの質感など共通するものがあります。また掌(てのひら)の模様も興味深いです。
ヤフオク【プラ屋】からのお知らせがあります。来週9月2週目より、以前から出品していたものを中心に1、2割ほど価格調整を致します。理由は円安タイバーツ高の為です。ご理解の程、宜しくお願い致します。
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ヤショーダとクリシュナ(その2) [タイ発]
チャンセン出土の人物像残欠です。これを紹介された時に、以前ロッブリーのナーラーイ国立博物館でみたことを思い出し、撮影した写真を見直すと見つかりました(写真2、3枚目)。同型だと思います。入手した写真1枚目は、博物館のテラコッタ像の子供部分の残欠ですが、状態はかなり良く、顔がよく残っています。また長髪で耳飾り、首飾り、腕輪をつけていることが分かります。断定は出来ませんがおそらくこの像はクリシュナ神の子供時代の像で、大人の女性は育て親のヤショーダではないかと思っています。以前入手したクリシュナと思われる像の記事を貼り付けておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2021-07-11
<追記>2023年10月1日 ロッブリーのナーラーイ国立博物館の展示品の詳細な写真を入手したので写真追加します。ヤショーダとクリシュナとして記事にしましたが博物館の見解ではHariti(ハリティー、鬼子母神)のようです。またこの鮮明な写真との比較から、入手したものと博物館のものとは型が異なるかもしれません。参考まで。
<追記>2023年10月1日 ロッブリーのナーラーイ国立博物館の展示品の詳細な写真を入手したので写真追加します。ヤショーダとクリシュナとして記事にしましたが博物館の見解ではHariti(ハリティー、鬼子母神)のようです。またこの鮮明な写真との比較から、入手したものと博物館のものとは型が異なるかもしれません。参考まで。
弥勒菩薩に変身したヴィシュヌ神像 (扶南美術) [ベトナム発]
歴史博物館(ホーチミン市)に展示されている扶南国の弥勒菩薩像(砂岩、7〜8世紀、ビンロン省出土)と写真4枚目、タイ東北部出土の弥勒菩薩像の上半身残欠(ブロンズ製)を比較(写真5枚目)してみました。(写真1〜3枚目)大型の弥勒菩薩像(砂岩製)はヴィシュヌ神の化身と博物館の記述にあり、他ではほとんど見ることはないとても珍しいものです。タイ東北部でも大型の弥勒菩薩像がブリラム県プラコーンチャイ郡やナコーンラーチャシーマー県から出土しています。特にプラコーンチャイ出土の青銅製の菩薩像は海外でも評価が高く、そのほとんどの優品がアメリカやヨーロッパの博物館やコレクターのコレクションになっています。このブログでも何度か記事にしていますので過去記事のリンクを貼り付けておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2019-10-04
前置き長くなりましたが頭部を比較した写真でも分かるように顔や美術様式が非常によく似ています。この2点はほぼ同時期に作られたものだと思います。
前置き長くなりましたが頭部を比較した写真でも分かるように顔や美術様式が非常によく似ています。この2点はほぼ同時期に作られたものだと思います。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia (Fashion Studies)
- 作者: Guy, John
- 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
- 発売日: 2014/05/06
- メディア: ハードカバー