銀製ハヌマーン 高僧クバー・ゲーウ(タイ北部プレー県 ) [プラクルアン]
タイ北部 プレー県の高僧クバー・ゲーウのお守り銀製のハヌマーンです。銀ケース入れが完了し、写真撮りもしたので再度掲載します。仏暦2519年(西暦1976年)に発行されたものです。昨年2022年12月にタイ北部 ランプーン県で開催されたお守りコンテストで部門1位に入賞しました(写真6、7枚目)。下から3番目の写真は銀ケースに入れる前の元箱に入っていた時の写真、一番下の2枚の写真はプレー県のお守り写真集に掲載されているものです。3つのうち、一番上のものが銀製、真ん中と下のものがナワ製です。赤いケースに入った銀製は299個発行され、水色のケースのナワ製(金メッキなし、金メッキあり)は999個発行されました。2022年12月のお守りコンテストの記事のリンクを貼りつけておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2022-12-29
シュリーヴィジャヤ期の塼仏(ナコーンシータマラート出土) [タイ発]
写真1、2枚目もコレクターから入手したタイ南部 ナコーンシータマラート出土のシュリーヴィジャヤ期の塼仏片です。かなり昔に銀枠に入れられておりとてもシブいです。写真3枚目はジャカルタのインドネシア国立博物館蔵の仏像(石像)で7世紀頃のものです。出土地は確か南スマトラだったと思います。タイ南部と同じシュリーヴィジャヤ文化圏のもので、同時期、カンボジア南部 アンコールボレイ出土の仏像(石像)に似たがっしりとした体型をしています。サイズはまったく異なりますが、写真4枚目が2点を並べて比較したものです。見てのとおり、体型や輪郭がそっくりです。このことからもこの塼仏片の年代はおそらく8世紀頃のものだと思います。この塼仏片も既ににステンレスケースに入れて(写真5、6枚目)保管しています。ケース裏面からも古い銀枠を見れるようにしました。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia (Fashion Studies)
- 作者: Guy, John
- 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
- 発売日: 2014/05/06
- メディア: ハードカバー
シュリーヴィジャヤ期の塼仏(トラン出土)その9 [タイ発]
トラン出土のシュリーヴィジャヤ期(8〜9世紀頃)の塼仏です。トラン在住のコレクターに譲ってもらったもので、タイ プーケット県のタラン国立博物館にも同出土地の同型の塼仏が展示されています。写真2枚目は文献に掲載されているインドネシア出土の塼仏です。ジャワ島西部出土のものなのでタイ南部と同じシュリーヴィジャヤ文化圏のものです。並べて比べたのが写真3枚目ですが美術様式がそっくりで材質もよく似ています。出土地は異なりますがこの2点はほぼ同時期に作られたものだと思います。
<追記>2023年7月1日 タラン国立博物館(プーケット県)に展示されている同出土地の同型のもの(写真1枚目)と比較してみましたので写真追加しておきます。
<追記>2023年7月1日 タラン国立博物館(プーケット県)に展示されている同出土地の同型のもの(写真1枚目)と比較してみましたので写真追加しておきます。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia (Fashion Studies)
- 作者: Guy, John
- 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
- 発売日: 2014/05/06
- メディア: ハードカバー