プレー県ロン郡 シードーンカム寺の木製仏 [北部タイ発]
タイ北部プレー県ロン郡シードーンカム寺にあるランナー期の大型木製仏を拝みに行って来ました。ランナー期18世紀頃のゴールデン・チーク材製の木製仏でその迫力に圧倒されます。タイルー族の美術が影響しているよう思いますが、美術的にも他では見ることは出来ない個性的な作品で現存するランナー期木製仏の傑作品の一つです。現在では3体ですがもともとは5体あり、内1体はタイ国王ラーマ9世の母メーファールアンに献上し、あと1体は100年ほど前に盗まれたしまったそうです。プレー県はランパーン県とナーン県の間に位置し、このロン郡はランパーン県よりの現在では小さな町ですが当時は歴史の深い地区であったことが分かりました。お寺の敷地内にこの小さな博物館が出来たのはまだ2年ほど前でタイ北部に住むタイ人にとってもまだまだマイナーな博物館ですがこれからどんどんと有名なっていくと思います。木製仏の部屋の他にチェンセン時代の青銅仏を展示した部屋もあります。なかなかアクセスしにくい場所ですが超お勧めします。トップの壁紙はこの博物館の木製仏コレクションです。久しぶりに更新しました。
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