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守護神(ピュー時代、6世紀) [ビルマ発]

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写真はヤンゴン国立博物館に展示されている一対の守護神(銀製の押出仏)です。Sri Ksetra出土のピュー時代のもので英文の文献でも紹介されている重要な発掘品の1つです。写真3枚目はテラコッタ製の像(上半身)ですが、20年近く前に入手したのものです。ドヴァーラヴァティー期(中部タイ出土)のものと思っていたのですがテラコッタ製のものなのに同一の型で作られたものはスパンブリー県のウートン国立博物館やロッブリー県のるいソムデット・プラナラーイ国立博物館またナコンサワン県のチャンセン博物館でも見つけることが出来ずにいました。最近文献を見ている時にひらめいてこれら2点を比較したのが写真4枚目です。顔や顔の輪郭、耳の形状やイヤリング等、かなり似ています。またタイのドヴァーラヴァティー期の仏像と少し異なり口や手が小さい点も共通しています。ということでこのテラコッタ像は人物像なのか仏像なのかヒンズー神なのかはまだ不明てすがピュー時代6〜7世紀のものの可能性が一気に高まりました。

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia

  • 作者: John Guy
  • 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
  • 発売日: 2014/05/06
  • メディア: ハードカバー



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