ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製人物像(チャンセン出土)その6 [タイ発]
またチャンセン出土の人物像頭部を入手した(写真1枚目)。写真2枚目はチャンセン博物館に展示されている同型のものです。年代は先日行ってきたベトナム南部オケオ周辺やタイ南部またミャンマーのSri Ksetra等で出土した東南アジア初期の仏像、神像と同時期(7世紀前後)のものです。あまり見かけない特徴的な顔立ちですが、先日ベトナムの歴史博物館(ホーチミン市)に雰囲気の近い人物像頭部(写真3、4枚目)を見つけたので比較してみました。歴史博物館の人物像頭部は太い髭を生やしており異国人のような感じがしますが(記述を確認し忘れました)。そういえば大きく見開いた目はナコンパトム県やラーブリー県出土のドヴァーラヴァティー期のスタッコ製やテラコッタ製の(仏)像にもあったのを思い出しました。たぶんインドのグプタ美術等、西側の影響を受けているのだと思いますが今度バンコク国立博物館に行って確認して来ます。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia
- 作者: John Guy
- 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
- 発売日: 2014/05/06
- メディア: ハードカバー
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