クーブア遺跡(ラーチャブリー県) [タイ発]
ペッブリー駅からタイ国鉄の鈍行列車で約1時間、ラーブリー駅の一つ手前のバーン・クーブア駅に着きました。本当に何もないところです。次の列車の時刻を確認してここから徒歩でクーブア遺跡に向かいました。遺跡はお寺の敷地内奥にあります。結構タイ人観光客も来ており遺跡周りには屋台風のブースがたくさんありました。土曜日だったからかもしれません。クーブア遺跡はタイ中部ナコンパトム、ウートン(スパンブリー)と並び重要なドヴァーラヴァティー期の遺跡です。年代的には8〜9世紀頃のものです。上にも登れます。一応周囲を一回りしてみました。遺跡側面にはくぼみ部分があり当時はスタッコ製の仏像やドワーフ像が納まっていたのだと思います。遺跡見学を終え敷地内にある「Ban Khu Bua Museum」に行きました。この地域の伝統民芸品の展示や昔の生活様式が再現されています。まず最初の一角がクーブア遺跡周辺で発掘されたもののコーナーです。ここも同様に当時や発掘時の状況を再現したように展示されておりなかなか見応えがありました。ラーブリー国立博物館やバンコク国立博物館でもクーブア出土の遺物を見ることが出来ますがこのローカルの博物館でもなかなかいいものが展示されており来た甲斐がありました。最後から2枚目の写真はスタッコ製のコレクション(ナコンパトム出土)ですが、最後の写真はここの展示物(右側)と比較してみたものです。だいたい同時期(8〜9世紀ごろ)のものと思います。クーブア見学後、鉄道駅に戻り次はナコンパトムまで移動し、翌日はプラ・パトム・チェーディーと敷地内の博物館を見学し、タイ南部ソンクラーからの旅程は完了しました。近々また南タイに行く為、急ぎ更新。
Lost Kingdoms: Hindu-Buddhist Sculpture of Early Southeast Asia
- 作者: Guy, John
- 出版社/メーカー: Metropolitan Museum of Art
- 発売日: 2014/05/06
- メディア: ハードカバー
コメント 0