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シュリーヴィジャヤ期の塼仏(トラン出土)その2 [タイ発]

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写真1、2枚目も最近入手したシュリーヴィジャヤ期の塼仏(トラン出土)です。表側はおそらく観音菩薩像、裏側はサンスクリット語(Ye Dharma)の印章が押された塼仏の残欠です。写真3枚目はナコーンシータマラート国立博物館に展示されている同型もしくは近い型です。また写真4枚目はソンクラー国立博物館に展示されているパーラ美術の影響を受けた青銅像(9〜10世紀)で塼仏とほぼ同時期のもので美術様式も近いと思います。その下の写真5枚は先週からバンコク国立博物館で始まった特別展(英名:Reflection on the Thai Arts through "SAN SOMDEJ")の展示の一部ですがシュリーヴィジャヤ期の塼仏の分析結果が掲示されています。これは博物館に展示されている塼仏6点(パッタルン県出土2点、トラン県出土4点)をサンプルにして素材を分析したもので、この特別展のタイトルになっている二人の王子SAN SOMDEJ(仏暦2405-2486)のナリッサラーヌワッティウォン王子(左側)がタイ南部を訪れた際に残された言葉をタイ考古学局が現代の分析技術で再検証したもので、当時言及された「タイ南部の(シュリーヴィジャヤ期の)塼仏には骨が配合されている」通りの結果になっています。塼仏に配合されている骨は偉い方のものだと言われていますがこの辺は不明です、、。)ちなみに写真下から3枚目の塼仏がナリッサラーヌワッティウォン王子が当時パッタルンの出土地から持ち帰られたもので同年の西暦1933年(仏暦2476年)10月に博物館に寄贈されています。今回の分析サンプルになっています。

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