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クベーラの印章 ドヴァーラヴァティー期(祝!ブログ1200記事) [タイ発]

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今月12月、ずっと譲ってほしいと頼んでいたものをやっと譲り受けました。ドヴァーラヴァティー期 テラコッタ製の印章(タラープラタップ)です。約3年粘った甲斐がありました。印章は塼仏と異なり数多く生産されるものでありません。しかもこの印章はクベーラ神が模られたものでとても希少なものです。実際、この印章と博物館の展示品を除いてはまだ見たことがありません。写真2〜4枚目はロッブリー県 ソムデット・プラナラーイ国立博物館に展示されているクベーラ神が模られた型の異なる同時期のものです。またクベーラ神の型はありませんがスパンブリー県 ウートン国立博物館でも同時期の印章が数多く展示されています(写真5〜7枚目)。この印章は元オーナーが入手後に銀枠ケースを作って携帯していたものでほぼ出土時の状態が保たれています(現在は銀枠は酸化し黒くなっている。写真8枚目)。また印章の側面には2ヶ所スタンプが押されています(写真10枚目)。タイ人にとってもドヴァーラヴァティー期の印章というだけで貴重なコレクションになりますが型がクベーラ神だという点にやはり最も価値を見出しています。だからタイ人はこれを印章とは呼ばず、お守り(塼仏)の一種として「クベーラ神 小型(ピム・レック)」と呼びます。ちなみに大型(ピム・ヤイ)と呼ばれる型(塼仏)もソムデット・プラナラーイ国立博物館に展示されています。過去のリンクを貼りつけておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2021-08-08
、、ということで今年はタイに行けませんでしたが来年も頑張ってブログ更新していきますので宜しくお願い致します。

<追記>2022年6月26日 クベーラの印章の写真を追加します。
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プラヤー

(写真追加)クベーラの印章写真を追加しました。
by プラヤー (2022-06-26 01:58) 

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