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9ロープ・9ピティー・108ピー・クンパン [ジャトゥカム・ラマテープ]



昨日の続きで数字の"9"好きのタイ人が最高に豪華な白魔術の儀式を行い出来上がった同シリーズ(仏暦2549年製)金属製のジャトゥカムである。このモデルはジャトゥカムと対になっているプラ・ピッターで裏面は昨日同様の構図になっており、同様にピティーはラック・ムアンと呼ばれる団体によってワット・ナーパタート寺にて行われている。サイズは小さめですので結構女性が身に着けています。これも購入時の価格から現在では2倍ほどになっている。

魔境アジアお宝探索記――骨董ハンター命がけの買い付け旅

魔境アジアお宝探索記――骨董ハンター命がけの買い付け旅

  • 作者: 島津 法樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: 文庫


濁流と満月―タイ民族史への招待

濁流と満月―タイ民族史への招待

  • 作者: 星野 龍夫, 田村 仁
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 1990/11
  • メディア: -


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入念儀式 9回通し・・・ジャトゥカム(その3) [ジャトゥカム・ラマテープ]


このジャトゥカムも昨年(仏暦2549年)にナコンシータマラート県で発行された有名なお守りである。
数種類のモデル(型)が同時に作られたがこれら一連の型を「9ロープ・9ピティー・108クンパン」と総称されている。いまいち勉強不足だがピティーとはピティー・プックセイ(入念儀式)のことであり、お守りを発行するに工程必ず行うことである。ロープとは行程という意味であることから、入念儀式を9回通して行った大変大がかりなお守りである。・・と理解している。おそらく何時間もかけて数十人~百名超の僧による儀式だったのだろう。
デザインだが非常に凝った造りになっており、お守りの中心のモデルはジャトゥカムではなく、タイ南部でもっとも有名なアユタヤ時代の高僧「ルアンプー・トゥアット」でその周りには無数にあるものは仏足です。またその周りは干支の動物12匹?と最外枠は仏教関係の符号だろうか?それらで埋め尽くされている。
裏面はジャトゥカムの基本であるラーフーと呼ばれる8体の鬼がサーラック・ムアン(聖堂=ジャトゥカムの聖地)を取り囲んでいる。このモデルは限定品使用で両面とも細かく塗金が施された豪華版です1。市場では最近は見なくなったし、見かけても購入した価格の2倍以上で価格になっている。

東南アジアの古美術―その魅力と歴史

東南アジアの古美術―その魅力と歴史

  • 作者: 関 千里
  • 出版社/メーカー: めこん
  • 発売日: 1996/07
  • メディア: 単行本

G-DIARY (ジーダイアリー) 2007年 05月号 [雑誌]

G-DIARY (ジーダイアリー) 2007年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本出版貿易
  • 発売日: 2007/04/14
  • メディア: 雑誌


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お金が流れてくる・・・ジャトゥカム(その2) [ジャトゥカム・ラマテープ]


このジャトゥカムは昨年(仏暦2549年)にナコンシータマラート県のワット・プラマハータート寺で発行されたものである。
型名を「グン・ライ・マー」という。このタイ語を直訳すると「お金が流れてくる」。単純明快な非常にありがたいお守りで現在人気急上昇中である。
先日(仏暦2550年)、同寺でこの2代目にあたる「グン・ライ・マーVer.2」が発行されそれを手にするために数千人が押し寄せ、予約券を我先と争う群集の下敷きになった50代女性が亡くなったとニュースがあった。まったくお金が流れてくるどころではない。
タイでは最近はこのようなジャトゥカム関連の事件、事故がほぼ毎日と言っていいほどテレビ、新聞の一面or三面記事をにぎわしている。まーそんな感じでジャトゥカム人気にあやかり、今タイのお守り業界ではいまだかつてなかった好景気を迎えている。

亜細亜、骨董仕入れ旅

亜細亜、骨董仕入れ旅

  • 作者: 島津 法樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本


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「ジャトゥカム・ラマテープ」フィーバー(2007年) [ジャトゥカム・ラマテープ]


「ジャトゥカム・ラマテープ」という言葉は今年2007年(仏暦2550年)タイの最も重要なキーワードとなるであろう。

このジャトゥカム・ラマテープとはマレー半島(タイ南部)に栄えた王国、シュリーヴィジャヤ時代(約1000年前)の王、ジャトゥカムとその兄弟のラマテープの名から来ており、、このいくなる困難をも乗り越えてきた2人の王をモデルにした円形状のお守りが仏暦2530年に最初に考案された。考案者は昨年103歳でなくなったクンパン氏であり、現在では神様のようなイメージとしてとらえられている。
今タイで大々フィーバーしており社会現象に近い状態になっている。テレビ、新聞、雑誌はもちろんのこと女性の会話までもがジャトゥカムが話題になることが普通になっている。この点、通常のタイのお守り「プラクルアン」と異なり、性別、年齢を問わず愛されている。そんな感じでまさにどこに行ってもジャトゥカームである。
ところでお守りが作成されたのはタイ南部の都市ナコンシータマラート県のワット・プラマハータート寺であるが、お守りのご利益にあやかろうとタイ全土から観光客が押し寄せて来ている。
写真は筆者の所有物です。仏暦2545年にクンパン氏によって同お寺で作成、入念作業がなされたジャトゥカム(通称チェディ・ライ)である。素材はポンと呼ばれるご利益の粉の他、初代ジャトゥカーム(仏暦2530年)の素材やシュリーヴィジャヤ時代の石製の石碑、
サーラックムアンの木の粉等数十種類のご利益の素が混合されている。特にこれは白いファーと呼ばれるものが浮き出てきており現在で入手困難な状態の良さである。

タイ正月(4月13日~17日)が明け、タイでは本日が仕事始めになります。若干休憩していましたがまた時々ブログを更新致しますので宜しくお願い致します。

骨董ハンター南方見聞録

骨董ハンター南方見聞録

  • 作者: 島津 法樹
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本


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