SSブログ

チェンセン・チャイプラーカーン(ファーン)様式 [北部タイ発]

49FC6A3B-161F-4A05-9E45-E304F5752A11.jpeg9F0E4452-69D1-49A7-AF67-1726B5D0B63C.jpegA58DAD49-08E2-4476-B4C2-F862E4D4979B.jpeg41697DD0-3B60-4CA7-9E78-B2BA5B424C4E.jpeg
少し前ですがチェンセン時代の青銅仏を入手しました。チャイプラーカーン(ファーン)様式というチェンマイ北部のものです。蓮の花と舟形を組み合わせた高さのある台座はこの様式に見られるもので全体のバランスもよくとれていると思います。また台座最下部は珍しく透し彫り風になっていますがおそらくこの部分はチェンセン・ランカー様式の影響を受けていると思います。年代は16〜17世紀頃のものです。写真2枚目以降はチェンライ市内のワット・プラケオ寺院に展示されている大型の台座とその記述です。参考まで。

<追記>2021年12月26日 写真3枚追加しました。
6E550EB1-D74F-4A6C-BC8D-E5C7BBA6D001.jpeg26723CC3-41C7-44B7-8E6C-058188E0BE74.jpegC881AC76-313C-4CB7-BAC6-5548C43B1E7E.jpeg

Buddhist Sculpture of Northern Thailand

Buddhist Sculpture of Northern Thailand

  • 作者: Carol Stratton
  • 出版社/メーカー: Serindia Pubns
  • 発売日: 2003/06/01
  • メディア: ハードカバー


nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:アート

ガラー・ランナー 1対の仏 [北部タイ発]

A6E52156-33FA-40FD-B8BA-A5CCE81A5380.jpegA5B7E591-CD33-44C3-B5E7-29969237DA93.jpeg
神聖な力が宿っていると言われているガラー・ターディアオ(1つ目のガラー)と呼ばれる稀にしか出てこないココナッツの殻に1対の仏が彫られたお守り(タイ北部のクルアンラーン)です。瞑想する仏の姿がクラシックで気に入っている。入手する以前よりプラスチックケースに入れられていたので中の状態はとてもいいがプラスチックが劣化しており銀枠ケースに入れ替えようと思っている。その前に元の状態を撮影しておいた。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

パヤオの大仏 プラチャオ・トンルアンの古い写真 [北部タイ発]

7F4E34BC-D65E-47C2-9892-B572D61CE696.jpegC90A8C49-81E4-45BE-AE37-4CF6D2FF5607.jpeg8743331D-C9C0-4614-83E0-695914207ABD.jpegB7ED7730-953C-4027-89C5-D90F2A799366.jpeg
パヤオ市内中心部、パヤオ湖のほとりにあるワット・シーコムカム寺院にはランナー時代最大の仏像プラチャオ・トンルアン仏(約500年前)が祀られているが、この仏像の古い写真を蒐集している。最近またレアな写真(写真1、2枚目)を入手した。仏暦2495年(西暦1952年)前後だと思う。コレクションの中では2番目に古い写真で仏像の足元に10人の僧侶が座っている貴重な写真です。ちなみに写真3枚目は現在の写真です。一番下の写真は集めたコレクション写真8枚です。あと1枚どうしても入手したい写真があるが現オーナーのお気に入りの為、なかなか譲ってもらえないが引き続きチャンス見て交渉にしていく予定。

Lanna: Thailands Northern Kingdom (River Books Guides)

Lanna: Thailands Northern Kingdom (River Books Guides)

  • 作者: Donald M. Stadtner
  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: ペーパーバック



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

チェンセン青銅仏・シンサーム様式 [北部タイ発]

8FB577CB-D1DB-45F9-9239-D58FC0C8C6D5.jpeg020572EF-3747-458B-9A9C-3DC1877B34CC.jpeg
前記事に同じくパヤオで入手した青銅仏です。写真の通り破損があり、顔はかなりすり減っていますがチェンセンの国立博物館や寺院で見られる大型の青銅仏に近いバランスのとれた造りです。おそらくチェンセン付近で出土したものだと思います。顔つきや肩幅が広い点等、スコータイ美術の影響を受けており年代的には16世紀のものと思います。破損があってもやはり本物の美術は素晴らしい。

Buddhist Sculpture of Northern Thailand

Buddhist Sculpture of Northern Thailand

  • 作者: Carol Stratton
  • 出版社/メーカー: Serindia Pubns
  • 発売日: 2003/06/01
  • メディア: ハードカバー


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

ナーン国立博物館 [北部タイ発]

EEB6EAFD-F360-42AF-AB17-37F03216E67C.jpegF2211AA3-CAA2-41C7-8526-82D9074910C0.jpeg12E9F6F2-CE54-4F89-A1EB-F8591F0E2590.jpegEF8122FC-95CA-46E6-A454-9A7C31101711.jpeg8ACA6D21-7E11-413E-8040-5694B7DF2C5E.jpegE3300A35-BA45-43DD-A13C-E995DB40BE3F.jpeg7E8B6C96-3E12-47FD-B3B1-77A642198545.jpeg8156841B-AEAB-4F47-A49E-4BABDCE76504.jpegDBB7D662-6321-4D0E-A9B9-FE427CC7D23C.jpegCCA3E6B4-E052-45BA-A4D3-ABC69A00B187.jpegDA538FCD-F3BA-4AFA-8620-CD935828486D.jpeg35EA67A2-70C5-4385-AD98-6FFE89B525CC.jpeg8FCFCB9C-47A8-416E-9648-91C904751D5F.jpeg2F543882-67C0-45CD-9340-03D80A08BE45.jpeg
ナーン国立博物館に行って来ました。3年以上改装工事で見れませんでしたが今回やっと見学出来ました。古い邸宅はそのままでシンプルに展示されています。ナーン美術はタイ北部のランナー美術やスコータイ美術、タイルー美術等の影響を受けた美術で一般的にフォークアート等の庶民的なイメージがありますが博物館のものはナーン王朝由来のもの他、洗練された仏像ばかりてした。文献に掲載されている重要なものも見れました。また青銅仏以外の木製仏がかなり多く展示されており見ごたえがあります。ナーン県にはいろいろな見所がありますが仏教美術好きにはこの国立博物館と隣のワット・プラタート チャンカム、向かい側のワット・プーミンの3ヶ所だけでもかなり満足出来るはずです。


Lanna: Thailands Northern Kingdom (River Books Guides)

Lanna: Thailands Northern Kingdom (River Books Guides)

  • 作者: Donald M. Stadtner
  • 出版社/メーカー: River Books
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: ペーパーバック



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

ランナー期の青銅像 19世紀(その2) [北部タイ発]

7A492EF1-10BB-4F4B-8273-6132FE5D86AF.jpeg
タイ北部のナーンクアック(招き女人像)は人気運向上や商売繁盛のお守り(クルアンラーン)に分類されていますがランナー時代を代表する青銅像です。前回の記事は5センチ以上の大きめのものでしたが、今回のは3〜4センチほどのものです。このサイズが最も多く作られたサイズだと思います。この4点もまったく別々に入手したものですが共に巻きスカートを身につけ、髪は頭頂部で結われ、素朴な表情で笑みを浮かべています。手招きをしている逆の手は膝に置いたり、蓮の花や金袋を持っていたりしています。おそらくランナー時代の正装スタイルです。年代は19世紀〜20世紀初め頃のものです。

Lanna Style: Art and Design of Northern Thailand

Lanna Style: Art and Design of Northern Thailand

  • 作者: William Warren
  • 出版社/メーカー: Monsoon Editions
  • 発売日: 2003/11/01
  • メディア: ハードカバー



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

ランナー期の青銅像 19世紀 [北部タイ発]

5E3CF6F0-A0C7-446E-BB16-184214C87D46.jpeg
だいたい100年〜200年前の北部タイのものです。この時代のものもなかなか良い感じです。ブロンズの表面は酸化して黒褐色になっていることが多いです。この4点は別々に数年かけて入手したものです。最近はなかなか見かけません。

Lanna Style: Art and Design of Northern Thailand

Lanna Style: Art and Design of Northern Thailand

  • 作者: William Warren
  • 出版社/メーカー: Monsoon Editions
  • 発売日: 2003/11/01
  • メディア: ハードカバー



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

パヤオの大仏寺院 ワット・シーコムカム [北部タイ発]

94AA26E9-6AF8-4887-BA83-D418296CBEE0.jpegC9ED00BD-9E8A-4402-9747-A8EF7AD535C1.jpegA95D9D66-AA15-4A9E-8FCD-E87D86D6727F.jpeg99CC8CBE-E009-4893-83E0-42A9340502A0.jpeg2C5DA86D-6C6B-47D9-977C-EEEFFE520B30.jpegEF5E4805-CFA7-460E-9053-AA839824B7FC.jpeg9ACCBB40-808A-42D3-8570-B1E5398BCE1D.jpeg800FE2EA-B767-4D73-A969-9E076A94F1F3.jpeg1140678C-34CB-49C9-BB0C-AB6BB3A67757.jpeg3198B597-4022-4F9E-A998-5605BB82CCCD.jpeg
先日コレクターから譲ってもらったシーコムカム寺院のプラチャオ・トンルアン仏の古い写真(西暦1954年頃)(写真一番下)を受け取りに久しぶりにパヤオ市内とシーコムカム寺院に行ってきました。このシーコムカム寺院敷地内にあるお堂の中に仏暦2501年3月13日にラーマ9世夫妻が訪れた時の写真(ポスターサイズ)が展示されています。西暦1958年ですので61年前です。その他に敷地外の近くには博物館がありそこに100年以上前のプラチャオ・トンルアン仏の写真(写真6枚目)があります。まだ建物というよりも屋根のみの祠に納まっていた時代です。伝記によるとこのプラチャオ・トンルアン仏は西暦1491年(仏暦2034年)に作られた始め西暦1524年(仏暦2067年)に完成されたと書かれており約500年前の仏像だということです。いずれにしても現存するランナー時代最大の仏像です。タイは振替休日の関係で今日から休みになっているところが多いですが明日からの3日間がタイの旧正月になります。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

タクルット・ムー・ランナー(タイ北部のお守り) [北部タイ発]

IMG_9390.JPGIMG_9389.JPGIMG_9391.JPG
先日行ってきたランプーン県のコンテストで項目別2位だったタクルット・ムー・ランナーです。豚の形をした北部タイの珍しいタクルット(ヤンという呪文が刻まれた銅板が丸められて、その周りを漆や様々な複合物で固めたお守り)です。先日ナコンパトムの大会でもらったクルアンラーンの図録にも載っていた(写真3枚目)。今年の干支でもあります。70〜80年以上前のもの。
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

ランナー郷土史博物館(チェンマイ旧市街地) [北部タイ発]

IMG_7906.JPGIMG_7907.JPGIMG_7908.JPGIMG_7910.JPGIMG_7911.JPGIMG_7912.JPGIMG_7913.JPGIMG_7914.JPGIMG_7915.JPGIMG_7916.JPGIMG_7917.JPGIMG_7918.JPGIMG_7919.JPGIMG_7921.JPGIMG_7922.JPGIMG_7923.JPGIMG_7924.JPGIMG_7925.JPGIMG_7926.JPGIMG_7927.JPGIMG_7928.JPGIMG_7929.JPG
チェンマイ中心部の旧市街地にあるランナー郷土史博物館(正式名称LANNA FOLKLIFE MUSEUM)に行って来ました。オープンしたての5年ほど前にも一度入ったことがあるのですが今回ちょうど興味深い展示会「プラ・ウパクット展」と「プラ・ブアケム展」が開催していたので再度勉強して来ました。プラ・ウパクットもプラ・ブアケムも北部タイを含むランナー圏(シャン州等、ミャンマーも含む)の仏像です。ウパクットはブアケムよりも作られた数が少ない印象です。托鉢僧に似た仏像で、食事を入れる鉢を抱えていることから、この仏像を拝んで入れば食事に困ることがないと聞いた事があります。ウパクット、ブアケム展以外にはランナー圏の貴重なお守り布やランナー時代の巻きスカート「パーシン」、また機織り機(多分一部はカンボジアのもの)も展示されています。なかなかいい感じに展示されており、「いつか自分のコレクションもこんな感じに、、、」と展示方法についても参考になりました。オープン当初よりも展示内容が良くなっており、観光客もひっきりなしに見学に来ておりいました。北部タイ、ランナー期の庶民の美術がいろいろと見れますのでお薦めです。最終から3枚目の写真は最近入手したタイヤイ美術のプラ・ウパクットです。仏陀ストーリーシリーズの18〜19世紀のものです。最終2枚の写真はこの博物館のウパクット仏の部屋に展示されてもの(左側)と私のコレクション(右側)の比較です。同時期、同美術様式のものでまさに博物館級です。ちなみにかなり以前からヤフオク出品中です。ふー。
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。