仏陀ストーリー 青銅の象 [ビルマ発]
青銅製の大型の象です。2002年頃、ミャンマー国境に近いタイ北部で入手したシャン州から来たものです。可愛い象ですが動きがあってとても迫力があります。ブロンズの材質や象使いの表情から18世紀頃に作られたシャン(タイヤイ)様式の仏陀ストーリーセットの一部だと思います。写真4枚目は同時に出土したペアの象です。以前記事にしていますのでリンク貼りつけておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2017-04-09
バガンで見た壁画(後編) [ビルマ発]
バガンで見た壁画(前編) [ビルマ発]
バガン遺跡のパゴダ内に描かれているパガン時代13世紀頃の壁画です。非常に繊細で素晴らしい作品です。遺跡内の壁画は大きな仏像同様に他の場所に移し保管することが困難なものです。現在では一部に柵や透明のアクリル板でガードされている箇所もありますがまだまだ十分ではありません。今後も継続してこれらの貴重な壁画を保護していかなければなりません。後編に続きます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2019-12-22
<追記>2021年12月5日 バガン遺跡の壁画について詳しく書かれた本「世界遺産ミャンマー・バガン遺跡 華麗なる壁画の世界」が発売されていましたのでリンクを追加しておきます。現在は難しいですが次回行く時にはこの本で見どころを下調べしておくと良いですね。
銀製ランチャーン仏(お守りサイズ) [ラオス発]
(写真1枚目)だいぶ以前に入手したお守りサイズの銀製ランチャーン仏を写真撮影して来た(写真2、3枚目)。今回この仏像とタイ東北部の聖地、仏塔プラタート・パノム(ナコンパノム県)の博物館に展示されているランチャーン時代の青銅仏(写真4枚目)を見比べて見た(写真5枚目)。サイズはまったく異なりますが特徴的な目や口の形状がよく似ています。年代的には17世紀頃のものです。タイミングが合えばいつか東北部で開催される仏像、お守りコンテストに出品したいと思っている。入手したての5年前の記事のリンクを貼り付けておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2015-11-18
Lao Buddha: The Image and Its History
- 作者: Somkiart Lopetcharat
- 出版社/メーカー: Art Media Resources Ltd
- 発売日: 2001/09/01
- メディア: ハードカバー