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ヴィシュヌ立像(扶南、シュリーヴィジャヤ様式)その6

台座を作って来たので(完結)の予定でしたが、記事を追加します。台座は台座屋に預けて作ることも出来ますが微妙な傾きなど可能な限り本物に近づけたいので再度博物館のものと比較してみました。写真4枚目はホーチミン市のベトナム歴史博物館蔵のヴィシュヌ神像(オケオ周辺出土)、写真5枚目はナコーンシータマラート国立博物館蔵のヴィシュヌ神像(タイ、ナコーンシータマラート出土)、写真6枚目はプラーチンブリー国立博物館のヴィシュヌ神像、写真7枚目はプノンペンのカンボジア国立博物館のヴィシュヌ神像..
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ヴィシュヌ立像(扶南、シュリーヴィジャヤ様式)その5(完結)

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先月約3年ぶりにベトナムに行ってきました。1ヶ月弱滞在しましたがそのうちの10日間をメコンデルタで過ごしました。今回は前回行かなかったカントー省博物館とドンタップ省博物館、それからオケオ遺跡をホテルで借りたバイクで廻りました。またクメール族が多く住む街ソクチャン省にも行ってきました。写真1枚目がベトナム南部のメコンデルタと呼ばれる地域の簡単な地図です。見ての通り中心にメコン川とその支流が流れているエリアです。赤い点を付けたところがオケオの位置です。見ての通りオケオはアンザン省..
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ヴィシュヌ立像(扶南、シュリーヴィジャヤ様式)その4

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折れた腕はまだ接着剤で付けていませんが写真屋で撮影して来ました。真正面と真後ろからの写真(写真1、2枚目)では分からないですが、3枚目以降の写真のように上半身が斜め上に反っています。背中側からもしなっているのが分かると思います。プノンペンのカンボジア国立博物館に展示されているヴィシュヌ神像(参考写真6枚目)と同じく背筋を伸ばして少し上を見つめています。首が太く、がっしりとした体格で迫力ある造形です。タイ中部のドヴァーラヴァティー期のものは砂岩製の法輪や石仏の他に漆喰やテラコッ..
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ヴィシュヌ立像(扶南、シュリーヴィジャヤ様式)その3

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以前(その2)まで書き、追記を繰り返して来た記事「ヴィシュヌ立像(シュリーヴィジャヤ様式)」の続き(その3)を書きます。写真2枚目〜5枚目はホーチミン市の歴史博物館に展示されているヴィシュヌ神像(7世紀、アンザン省出土、オケオ文化)ですが2012年に国宝に指定していされています。写真3枚目は博物館の記述です。この青銅製の像と石像を比較してみました。比較写真(写真6枚目)を見ての通りスタイル、体のライン等、美術様式がとても近いことが分かると思います。石像はタイ南部から出土したも..
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ヴィシュヌ立像(シュリーヴィジャヤ様式)その2

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写真1枚目は先日入手したタイ南部出土のヴィシュヌ立像(砂岩製)です。写真2、3枚目は文献に掲載されているベトナム南部アンザン省に隣接するドンタップ省で1998年に出土したヴィシュヌ立像(砂岩製)の発掘時の写真です。約1.6メートルとかなり大型のものです。今回は扶南国の港市があったと言われているオケオ(アンザン省)の近郊で出土したこのヴィシュヌ立像と比較してみました。写真4、5枚目はこれら(サイズはまったく異なりますが)2点を比較してみたものです。手持ちの限られた写真を使った比..
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ヴィシュヌ立像(シュリーヴィジャヤ様式)その1

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凄いものを入手しました(写真1、2枚目)。シュリーヴィジャヤ期 四臂のヴィシュヌ神像です。テラコッタやブロンズ品以外の砂岩製の像を写真だけで購入を決めることは今までありませんでしたが何枚かの写真を見てこれはどうしても手に入れるべきものだと思い決断を急ぎました。購入意思を伝えるまでの短い時間でまず行ったのが昨年行ったナコーンシータマラート国立博物館に展示されているヴィシュヌ立像(7〜8世紀、写真3枚目)と写真を比較することでした。
今回のブログ記事は決断に至るまでに確認したポイン..
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