シャン美術 仏陀ストーリー 涅槃 [ビルマ発]
仏陀ストーリーシリーズの涅槃仏を入手しました。ナーガ上に釈迦が横たわる珍しいタイプで迫力ある造形です。以前記事にした生老病死と同時に出土した同セットのもので緑青も塗金もいい感じです。
Burmese Buddhist Sculpture: Johan Moyer Collection
- 作者: Karow, Otto
- 出版社/メーカー: White Lotus Co Ltd
- 発売日: 1995/02/01
- メディア: ペーパーバック
シャンの塼仏残欠 17世紀? [ビルマ発]
何度かブログのネタになっているシャン様式の塼仏片です。特徴のある顔立ちで2年前に行ってきたシャン州のタウンジーとインレー湖近くのカックー遺跡やインデイン遺跡(16〜17世紀)で見られる像(写真2、3枚目)の顔とよく似ています。写真4枚目はタウンジー市内にある国立シャン州文化博物館に展示されている青銅仏(Nyaungyan期、16末〜18世紀)ですが比較するとかなり近いことが分かります。17世紀のものかもしれません。
仏陀ストーリー 生老病死(シャン美術) [ビルマ発]
初めて手に入れた仏陀ストーリー青銅シリーズの生老病死です。緑青と塗金のコントラストが美しい。シャン美術18〜19世紀のもの。
Burmese Buddhist Sculpture: Johan Moyer Collection
- 作者: Karow, Otto
- 出版社/メーカー: White Lotus Co Ltd
- 発売日: 1995/02/01
- メディア: ペーパーバック
タイヤイ(シャン)のお守り [ビルマ発]
珍しいものを入手した。タイヤイ(シャン)の出土品です。シャン様式のお顔で大きなイヤリングを身につけたとてもユニークなブロンズ像です。年代はタイ・ランナー期と同時期の19世紀から20世紀初めごろのものと思います。とりあえずお守りケースに入れてみました。何か良いアイデアが浮かびそうな気がします。
<追記>2020年8月28日 サイズの合うケースに変更しました。少しは良くなったかな。
Burmese Buddhist Sculpture: Johan Moyer Collection
- 作者: Karow, Otto
- 出版社/メーカー: White Lotus Co Ltd
- 発売日: 1995/02/01
- メディア: ペーパーバック
シャン青銅仏 小型 2点 [ビルマ発]
先日入手した小型のシャンの青銅仏2点ですが左側は金の含有量が高いようで重く、地肌部分はピンクゴールドのような色をしている。右は銀の含有量が高く地肌は銀色で全体的が黒光りしている。1点ずつ別々の場所から入手したものだがサイズや金と銀の材質等といい2点はご縁があったのかもしれない。菩提樹のない方を銀枠ケースに入れてみたら考えた通り青銅仏がお守り(プラクルアン)になった。年代的には18〜19世紀のもの
<追記>2020年7月20日 写真を撮ってきたので光度を上げたものを追加しておきます。材質はブロンズですがやはり銀の含有量が高い青銅です。小さくても表情は良いのが分かります。
Burmese Buddhist Sculpture: Johan Moyer Collection
- 作者: Karow, Otto
- 出版社/メーカー: White Lotus Co Ltd
- 発売日: 1995/02/01
- メディア: ペーパーバック
仏陀ストーリー 青銅の象 [ビルマ発]
青銅製の大型の象です。2002年頃、ミャンマー国境に近いタイ北部で入手したシャン州から来たものです。可愛い象ですが動きがあってとても迫力があります。ブロンズの材質や象使いの表情から18世紀頃に作られたシャン(タイヤイ)様式の仏陀ストーリーセットの一部だと思います。写真4枚目は同時に出土したペアの象です。以前記事にしていますのでリンク貼りつけておきます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2017-04-09
バガンで見た壁画(後編) [ビルマ発]
バガンで見た壁画(前編) [ビルマ発]
バガン遺跡のパゴダ内に描かれているパガン時代13世紀頃の壁画です。非常に繊細で素晴らしい作品です。遺跡内の壁画は大きな仏像同様に他の場所に移し保管することが困難なものです。現在では一部に柵や透明のアクリル板でガードされている箇所もありますがまだまだ十分ではありません。今後も継続してこれらの貴重な壁画を保護していかなければなりません。後編に続きます。https://thaiart.blog.ss-blog.jp/2019-12-22
<追記>2021年12月5日 バガン遺跡の壁画について詳しく書かれた本「世界遺産ミャンマー・バガン遺跡 華麗なる壁画の世界」が発売されていましたのでリンクを追加しておきます。現在は難しいですが次回行く時にはこの本で見どころを下調べしておくと良いですね。
バガンで見た仏像 [ビルマ発]
バガン考古学博物館 [ビルマ発]
先週10年ぶりにバガンに行ってきました。今回はeバイクを借りてじっくりと回って来ましたので3回に分けて記事にしたいと思います。先ず考古学博物館からです。3度目のバガンで初めて入りましたが内容は質量共にかなり良かったです。やはりバガンの寺院等で発掘されたパガン王朝時代(11〜13世紀)のものはほぼこの考古学博物館に集められているのだと思います。展示室はかなり広く、展示品は砂岩、スタッコ、テラコッタ(塼仏、タイル等)、碑文、ブロンズ、木製品他、材質ごとに分けられており見やすかったです。じっくりと見て回ると半日時間をとっていいかもしれません。またバガンエリアで発見されたピュー時代のものやパガン時代以降のものも展示されていますが圧倒的にパガンのものがメインです。